3年かけて通訳案内士(英語)資格取得を目指すブログ

30代男性が通訳案内士(英語)の資格取得を目指し、モチベ維持のために行っている自己満ブログです。

通訳案内士試験についての概要まとめ

こんにちは。たのっちです。

 

ついにブログとして始めたはいいものの何をしたらいいのかわからず、数日がすぎました(汗)まずは私が目指している。通訳案内士(英語)の資格について、できるだけわかりやすくまとめて行きたいと思います。

f:id:tanocchi001:20201213224152j:plain

 

 

通訳案内士って?

通訳案内士って何って方はこのブログには辿り着かないと思いますが、正式名称を「全国通訳案内士」といって歴とした国家資格です。定義を引用すると↓↓

全国通訳案内士は、通訳案内士法において「報酬を得て、通訳案内(外国人に付き添い、外国語を用いて、旅行に関する案内をすることをいう。)を業とする。」とされています。全国通訳案内士は国家試験に合格した方であって、高度な外国語能力や日本全国の歴史・地理・文化等の観光に関する高い知識を有するものであり、「全国通訳案内士」として都道府県の登録を受けた方々になります。

2020年4月1日現在の登録者数は26,077人に達しています。通訳案内士試験の外国語の種類は、英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、中国語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、韓国語及びタイ語となっています。通訳案内士試験は、年齢、性別、学歴、国籍などに関係なく受験が可能で、2019年度の通訳案内士試験には618人が合格しました。 

全国通訳案内士(通訳ガイド)は、単に語学力が優秀であるだけでなく、幅広い知識、教養を持って日本を紹介するという重要な役割を負っています。外国人旅行者に日本の良い印象を持って帰ってもらうことは、正しい日本理解の第一歩となり、全国通訳案内士(通訳ガイド)の仕事は、“民間外交官”とも言える国際親善の一翼を担うやりがいのある仕事です。

引用元:

全国通訳案内士試験概要|全国通訳案内士試験|日本政府観光局(JNTO)

 とまぁこんな感じですが、要は外国語で観光地の説明をするだけじゃなく、日本の歴史や文化などもユーモアを持って楽しく案内するやつでっせ。って感じです。この全国通訳案内士は国家資格ですが、資格を持ってなくてもお金をもらってガイドができるようになりました(2018年に改正)

まぁ実績とか、つてがあれば資格なんてなくても仕事はもらえるんでしょうけど、やっぱり資格ってその人をデータや書類で見た時にはっきり証明できるものなのであるに越したことはないですよね。ということで3年かけて目指してる次第です。

 

全国通訳案内士の試験概要

みなさんここが気になるところではないでしょうか?何をするにしても、私は情報って一番重要だと思っているので、まずはどんな試験でどのくらいの合格率でとか知ってもらって目指す、目指さないなどそこから考えていただければいいのかと思います。

ここの各情報はほぼ↓↓にのっているものなので、正式なものはこちらから。

引用元:JNTO「全国通訳案内士試験概要」

https://www.jnto.go.jp/jpn/projects/visitor_support/interpreter_guide_exams/about.html

 

試験のスケジュール

今年度の試験のスケジュールについて下記まとめていきます。

 

◇願書配付・受付:    2020年 6月 1日 (月) ~ 6月 24日(水)
◇筆記試験:      2020年 8月16日(日)
◇筆記試験合格発表:    2020年 11月 5日(木)
◇口述試験(予定):         2020年 12月13日(日)
◇最終合格発表(予定): 2021年 2月 5日(金)

となっていますが、この前にガイドラインが発表されます。調べたことがない方はガイドラインって??となるかと思いますが、4月あたりに発表される、いわば試験の概要書です。なのでこのスケジュールに「4月〜5月ガイドライン確認」のスケジュールを頭に入れておきましょう。

2020年度版はコチラからダウンロード

https://www.jnto.go.jp/jpn/projects/visitor_support/interpreter_guide_exams/guideline2020.pdf

 

試験の概要

上記からダウンロードいただくと内容はわかると思いますが、簡単に私の方でもまとめて紹介します。

受験資格と費用など

まずそもそも日本国籍保有者だけでなく、外国籍の方や海外居住者も受けられる試験なんです。外国語ネイティブの人も受けられる試験ですが、日本語も堪能じゃないと難しいのは大変ですよね。まぁ性質上仕方ないのかもしれませんが。

受験には1科目11,700円と手続き手数料329円。2科目まで併願ができ、その場合の費用はほぼ倍と行ったところ。出願はweb上もしくは郵送にて受付をしてます。

 

試験内容

1次試験(筆記試験)

「外国語(選択した言語)」、「日本地理」、「日本歴史」、「産業・経済、政治及び文化に関する一般常識」、「通訳案内士の実務」の5科目。

 

2次試験(口述試験)

「通訳案内士の実務」

 

となっております。私は1次しか受けたことがないので(2次までいったことないだけ)、1次の筆記についてのみ話しますが日本文化や外国人旅行客の興味・関心のある内容などが試験にでます。外国語がわからなくても日本の文化のことを知ってたら有利だったり、よくあるTOEICとかのような試験とはまた違うと考えてください。

実際は過去問を見るのが一番だと思います。まずは勉強を始める前に過去問をかくにんして傾向を掴みましょう。

2次に関しては日本の観光地に関する地理や歴史などの事柄を擬似的に通訳案内の業務を行わせて実施するとなっています。実際の実施例でいえば、「日本語で説明されたものを訳す」、「3つほど出されたキーワードのうち1つを選んで、外国語で説明・案内する」みたいな感じみたいですよ。まずは1次合格を目指す私には遠い話ですが。

 

合否判定と試験免除

過去問をみて、じゃあどれだけの点数を取ればいいのよ。という話です。

 

合格の基準

1次試験

外国語筆記・・・・・・原則100点中70点

日本地理筆記・・・・・原則100点中70点

日本歴史筆記・・・・・原則100点中70点

一般常識筆記・・・・・原則50点中30点

通訳案内の実務・・・・原則50点中30点

 

2次試験

口述試験・・・・原則7割

※評価項目は「プレゼンテーション」、「コミュニケーション」、「文法及び語彙」、「発音及び発声」、「ホスピタリティ」

 

となってます。全部が合格して1次試験が合格です。

やってみたらわかりますが、まぁ難しい。(1次試験しか知らんけど)なので私は1次試験の免除をもらって乗り切ろうかなと思っているところです。

 

免除規定

外国語筆記(英語)

・「TOEIC Listening/Reading 900点以上」もしくは「Speaking 160点以上」もしくは、「Writing 170点以上」のスコアを、全国通訳案内士試験を受ける年度か前年度に取得した者。

・「実用英語技能検定1級」取得者

・地域限定通訳案内士試験(英語)合格者

※英語以外は割愛します。

 

日本地理筆記

・旅行業務取扱管理者(総合・国内どちらでも)試験合格者

 

日本歴史筆記

・歴史能力検定日本史1級または2級合格者

・大学入試センター試験日本史B60点以上取得者(取得年度末から5年以内の受験)

 

一般常識

・大学入試センター試験現代社会80点以上取得者(取得年度末から5年以内の受験)

 

通訳案内士の実務

・何らかの言語の全国通訳案内士資格を2017年度以前に取得したもので官公庁長官が行う研修を終了しているもの。

 

これに加えて、前年度の全国通訳案内士試験で科目合格をしているものは免除の対象となりますし、他の言語の全国通訳案内士資格を持っていれば外国語以外免除になります。ちなみに免除資格は翌年のみです。

2018年「5科目受験一次合格」→2019年「1次免除」→2020年「5科目受験が必要」

ですのでご注意ください。

 

私の2019年度の受験結果は「外国語 不合格」、「日本地理 免除」、「日本歴史 不合格」、「一般常識 合格」、「通訳案内士の実務 合格」だったので、最後の二つは免除なくてもいけそうって感覚です。

 

合格率について

細かい内容はコチラから↓↓

https://www.jnto.go.jp/jpn/projects/visitor_support/interpreter_guide_exams/exam_results.html

 

2019年の英語で言うと、

受験者5,505人に対し1次合格者951人、合格率17.9%、2次受験者1,066人に対し合格者505人、合格率47.4%(試験免除者が含まれています)最終合格率は9.2%でした。

低いととるか高いととるかは受け取り手次第だと思いますが、私は低いと思います。それだけ難関なんでしょうね。1次試験が。おそらく外国語が堪能な方はたくさんいるのでしょうが、歴史だ地理だと言うところがかなりネックになるのでしょう。んで外国語はあんまり自身はないけど、勉強はできるみたいな人が2次で落ちてしまうのでは?と考えています。私はどっちもできないのでとりあえず時間かけて、当たって砕けろしてみます。

ちなみに2020年の1次合格者の数ですが、免除なし(5科目受験)59人、一部免除705人、全科目免除180人。免除なしで1次合格した割合6.25%。うん。黙って免除資格取得を目指そうと思いました。

 

おわりに

ざざっと全国通訳案内士試験についてまとめてみましたが、ブログを書いている2020年は新型感染症の蔓延により、日本への外国人観光客は激減。こんな社会情勢が不安定になると通訳案内士の仕事は壊滅的。こんなリスクもある仕事かもしれませんが、私はやってみたいなぁと思ったのでチャレンジしてみています。

何事もやる前から決めるよりかは、やってみてから決めたほうが後悔もしないと思うので、とりあえずできることからやってみようと思っています。ちょこちょこ更新していきたいと思いますのでお付き合いいただければ幸いです。

引き続きよろしくお願いいたします。