こんにちは。たのっちです。
全国通訳案内士(英語)を目指しているブログの割に、英検2級の記事を書いています。
英検1級を取らないと意味ないのに2級かい。というツッコミは置いておいて、2級を受けようか考えている方に良い情報になればいいなぁと思いながらまとめていきます。
それではどうぞ。
英検とは?
公益財団法人日本英語検定協会が主催する民間の資格試験。
以下公式サイトの引用↓↓
累計9,500万人※の志願者を数える人気の英語検定試験!
英検はコミュニケーションに欠かすことのできない4技能をバランスよく測定することを目的としたテストです。日常会話から社会的な題材まで、受験者の学習段階を考慮した質の高い内容は、問題を解きながら知識を深められるよう工夫されています。
英語力を把握できるだけでなく、資格を取得すると進学・就職・留学等で幅広く活用できることも人気の理由です。
引用元:
おそらく皆さんは一度は聞いたことあるはず。学生時代などに受けたことある人なども多くいらっしゃるのではないのでしょうか。私の保有資格は準2級(高校中級程度)です(笑)
英検2級をとるメリット
資格試験に挑戦する人って何かしらの目的がありますよね。2級をとったらどんないいことがあるかまとめていきます。
・大学の入試の際に加点などの対象になる
・高校、大学の単位の免除などに使える
・英語圏の高校、大学の入学資格になる(2級Aというものもあります。)
・就職の際にプラスになる(といわれている)
下記よりご確認ください↓↓
https://www.eiken.or.jp/eiken/merit/
2級を持ってて得する対象は
「高校生」、「理系」、「英語が専攻でない大学生」あたりという印象を私を受けます。上記サイトにて色々確認出来ます。
留学などにも使えますが、留学というと「IELTS」という試験という印象がありますし、正直2級だとちょっと弱いような気もします。英語を先行しているような学部では優遇されているような印象もありません。
あくまでも高校卒業程度の能力であるというということは念頭におくべきかもしれませんね。
大学生、社会人にとってもあまり有用な資格ではないと思います。日本企業に関してはTOIECを重視している企業が多いように感じます。ですが準1級となれば十分役立つレベルだと思うので、その足掛けとして受けるのは一つかもしれないですね。
ちなみに以前文部科学省が出していた目安ですが、英検2級=TOEIC L\R 550点〜くらいみたいです。
実際現役高校生でとったら十分素晴らしい資格であるということだけは伝えておきます。
実用英語技能検定2級の試験概要
では実際の英検2級の概要についてまとめていきます。
試験のスケジュール
英検は年間3回行われ、3級以上は2次試験まで行われます。
来年度の試験のスケジュールについて下記まとめていきます。
※ここでは個人受験について記載いたします。
第一回
◇個人申込受付: 2021年3月25日(木)〜2021年 4月 15日(木)
◇一次試験: 2021年5月30日(日)
◇二次試験: 2021年6月27日(日)or2021年7月4日(日)
第二回
◇個人申込受付: 2021年8月1日(日)〜2021年 8月 27日(金)
◇一次試験: 2021年10月10日(日)
◇二次試験: 2021年11月7日(日)or2021年11月14日(日)
第三回
◇個人申込受付: 2021年11月1日(月)〜2021年 12月 10日(金)
◇一次試験: 2022年1月23日(日)
◇二次試験: 2022年2月20日(日)or2022年2月27日(日)
すでに日程が出ているなんてすごいですよね。ですがもっとすごいのは、実はこの日程でなくても英検を受けることが できるんです。
それが英検CBTと英検S−CBTというもの。これだと、上記に設定した日程以外でも受験ができてしまうんです!
試験の問題自体は変わらないらしいので、制度の違いについて後ほどまとめていきます。
試験の概要
受験資格と費用など
特に受験資格はありません。
2級の費用は7,400円。結構いい値段しますよね。学生のうちに自分で払って試験受けてたら、マジで一発で受かるために努力するレベル。ちなみにCBTだと1,000円安い6,400円。
2021年度から料金が変更になることが発表されました。2級は9,700円。CBTだと9,200円。新型感染症の影響などで改定とのことです。安全に試験を受けるためにということですが、ちょっとキツイですよね。
まぁ安全に試験を受けるためということでちょっとガマンしましょう。それにもう堕ちられないという自分を追い込むことにもなると思いますし、ポジティブにいきましょう。
全国約230都市、約400会場で行うというんだからかなりの規模ですよね。加えて準会場と呼ばれる場所では団体受験などもやっていたり。
試験内容
一次試験はリーディング、ライティング、リスニング。二次試験はスピーキングの内容となっております。
詳しい内容についてはまた別途記事にてまとめていきたいと思いますが、全ての技能が問われる試験です。TOEICだと一般的なのがリーディングとリスニングなので、社会人になってしまうとなかなか馴染みが無い、ライティングとスピーキングはしっかり対策をしたいところですね。
合格率について
残念ながら現在合格率は開示されていない模様ですが、2015年までの合格率は約25%と意外と低い。団体受験もできることから、おそらく高校生がかなり受けてるからではないかと思います。
CBTとS-CBTって?
CBTとは、Computer Based Tastingの頭文字で、いわゆるパソコン上で行われる試験です。前述した通り試験の内容は変わりませんが、違いもあるのでまとめていきます。
CBTは無くなるそうです。2021年度はS -CBTのみとなるようです。
・試験の日程が多い
基本的に毎週土日に日程が組まれており、全国の試験場で受けることができます。ただし、普通の試験の日程と一緒で、第一回、第二回、第三回のあたりで各1回ずつ、計3回まで受けられます。会場によっても時間が異なることや、通常の試験より試験料が安いという面もあります。
めっちゃいいですよね?どうしても仕事の予定とかが入って泣く泣く試験を飛ばしたり、申し込みを諦めたりという経験が私にはあります。そこをうまく調整できるのはとても受験しやすい制度だと思います。特に英検は2日間の日程調整が必要ですからね。
・パソコン上で1日で終了。4試験全部を受ける
通常は一次、二次試験がわかれてありますが、S-CBTの場合は1日で全て受験をします。スピーキングは試験官との直接の対話はありません。音声を聞いて、マイクに向かって録音をする形での試験となります。ちなみにCBTは全て回答はパソコン(ライティングも)ですが、S-CBTはマークシートで回答とライティングは手書きでの回答です。ライティングがパソコンか手書きかで選べるようになるそうです。
・準1級から3級までしか受験ができない
全ての級を受けることができるわけではありません。それでも十分便利ですよね。ただし、一次免除は使えないのでお気をつけください。ただし、S-CBTで受験をした際にスピーキング以外の点数が規定以上の場合、通常の試験では免除の対象になります。
おわりに
以上英検について紹介いたしましたが、冒頭に書いたように英検2級ってそんなところから受験するんかい。という人もいると思います。準1級からでもいいのですが、私にはちょっとハードルが高そうなので、まずは2級で力試しをさせていただきます。受験したら結果も報告しますね。
高校生にしてみれば少しレベルが高い試験ではありますが、何事も目標を持ってまずは挑戦してみることが大切です。なんのための試験であるか目的を明確にしてチャレンジしてみてください。私の場合は全国通訳案内士資格を取得するための英語学習のベンチマークの一つです。がんばりましょう。
引き続きよろしくお願いいたします。